遠い林の黒ずんだ枯れ枝の交錯が、解読不能の石碑の文字のように白っぽい空に刻みこまれる
日野 啓三 / 抱擁 作品を確認(amazon)
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枝
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葉を落とした雑木林はまるで海底のサンゴのように道の両脇に湿った枝を広げていた。
村上 春樹 / 1973年のピンボール amazon
ペンで描いたような裸の梢
田村 俊子 / 木乃伊の口紅 amazon
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なまめかしい、白い萩が咲いている
林芙美子 / 新版 放浪記
振り乱れる大きな柳の緑が、人も車も途絶えた灰色の道端にぽつんと佇んでいる少年を、いまにも 絡み込んでしまいそうに思えた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
少し舌を出しかけたような白い辛夷(こぶし)が、にわかにぱっと開いて
長塚 節 / 土 amazon
大きな樹の枝が、頭に蔽(おお)い被さるように空を遮る
夏目 漱石 / 門 amazon
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