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黎明 の光が死海の向うに 拡がるモアブ山脈を白っぽく染め、
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:60% 作品を確認(amazon)
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夜明け
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前後の文章を含んだ引用
......うに裁きを受けた日のあの人のことを考えた。瘦せこけたあの人が、すりむけた顔を強張らせながら人々に追いたてられエルサレムの坂をおりていったのは四月七日の朝である。黎明の光が死海の向うに拡がるモアブ山脈を白っぽく染め、セドロンの河が爽やかな音をたてて流れていた。誰も彼を休ませようとはしない。ダビデの坂からクシスッスの広場を横切ると、チロペオン橋の傍の会議所の建物が、そこだけ朝......
単語の意味
黎明(れいめい)
黎明・・・1.夜が終わり朝になる頃。夜明け。
2.新しく物事が始まろうとする頃。
2.新しく物事が始まろうとする頃。
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雨後の美しい 曙光 が東から段々に 湧き上って来る
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
インクのしみのような太陽がわずかばかりの薄明を地上に投げる
福永 武彦 / 草の花 amazon
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淡い藍色の闇が水で溶いたインクのように山の斜面を覆っていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
まるでビロードの幕がゆっくりと降りてくるように、空がだんだん暗くなり
吉本 ばなな / 哀しい予感 amazon
(合唱曲「ひとつの朝」)今 目の前にひとつの朝 まぶしい光の洪水に世界が沈まないうちに
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
草地から跳ね返る日ざしが、かすかに陽炎のようにゆらめく
日野 啓三 / 夢の島 amazon
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