TOP > 人物表現 > 人の印象 > 素朴な人・地味な印象の人
(垢抜けない)田舎育ちのせいもあって、日頃見慣れている都会の女たちに比べれば、いくぶん垢抜けの薄いうらみはあった
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:13% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
素朴な人・地味な印象の人
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......思えるときもあるけれど……。 器量はと言えば、目鼻立ちのはっきりした、南国の熱い花を偲ばせる面差しである。華やかな造作だが、寂しさは睫毛の長さの中に宿っていた。田舎育ちのせいもあって、日頃見慣れている都会の女たちに比べれば、いくぶん垢抜けの薄いうらみはあったけれども、結婚をして町に住みついてしまえば、そんな欠点はたちまち解消されてしまうものだ。 洋介は、新婚の日々を重ねるにつれ目に見えて美しく変貌する、この、もの静......
単語の意味
幾分(いくぶん)
幾分・・・全体のうちの一部。ちょっと。少しだけ。
ここに意味を表示
素朴な人・地味な印象の人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(垢抜けない)田舎育ちのせいもあって、日頃見慣れている都会の女たちに比べれば、いくぶん垢抜けの薄いうらみはあった
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
特徴と呼べるものを意識的に消し去ろうとしているかのように目立たない顔
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
皆、友だちの少なそうな雰囲気を漂わせていた。古風と言ってもいいくらいに堅実な装いに身を包み、顔立ちは大人しく、荷物は小さなカバンが一つ、といったところだった。
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
目も細くて鼻も小さくて唇も薄くてピンとこない顔だ。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「人の印象」カテゴリからランダム5
愛子は、大地の左手を、強く強く握り返した。握り返してしまった。 ただのてのひらが、お互いの体をつなぐ、たったひとつの結び目に変わる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
「大丈夫ですから」と言い残し、戦場に行くかのように勇ましくブースの中に消えた。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
同じカテゴリの表現一覧
人の印象 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ