丘の上から、裾野まで見渡せる大きな大きな富士山を眺める。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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見下ろした風景
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前後の文章を含んだ引用
......の家をおとずれることである。広い広い庭のベンチに坐って富士山をながめ、鯉にエサをやり、池の水ゼリをもらって帰る。 つぎは産業道路を渡って小高い丘にのぼる。そして丘の上から、裾野まで見渡せる大きな大きな富士山を眺める。その丘は芝生を作っているので、目の下は人家までつづく芝で、それもまた美しい眺めだ。 いちばん長い散歩は、畠にかこまれた田舎の道をどんどん歩いてゆき、竹やぶのある......
単語の意味
裾野(すその)
裾野・・・山の下のほうの緩やかに傾斜したところ。
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見下ろした風景の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
見晴らす広漠とした河原に石と砂との無限の展望。
岡本かの子 / 東海道五十三次
それは彼の知っている町の、思いがけない瞰下景 であった。彼はかすかな旅情らしいものが、濃くあたりに漂っているあれちのぎくの匂いに混じって、自分の心を染めているのを感じた。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
崖下の町が一と目に見渡せた。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
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美ヶ原の高原台地に登り切ろうとするところに、大きな岩が、城の砦のように頑張っている。
深田 久弥 / 四季の山登り (1963年) amazon
人波が、水溜りのお玉じゃくしの群れのように、後から後から押して来ては揺れ動く
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
パリはシャンペンみたいに魅力的で、小粋で、そしてこはく色の恋の町だ。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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