寝転んで、天井を睨 んでいた
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
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体を横たえる
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前後の文章を含んだ引用
......ったでしょう……」 「若いから貧乏に負けっちまうのよ。」 私は赤い毛糸のシャツを二枚持っているから、一枚を節ちゃんに上げようと思った。節ちゃんの肌が寒そうだった。寝転んで、天井を睨 んでいた恭ちゃんがこの頃つくった詩だと云って、それを大きい声で私に朗読してくれた。激しい飛び散るようなその詩を聞いていると、私一人の飢えるとか飢えないとかの問題が、まる......
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体を横たえるの表現・描写・類語(姿勢・ポーズのカテゴリ)の一覧 ランダム5
先ず一休みという心持で、長椅子の上に横たわった。
宮本百合子 / 伸子
(寝ている漁夫たちの)南瓜 のようにゴロゴロしている頭
小林多喜二 / 蟹工船
岸に打ち上げられた鯨のように横たえたまま
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
浴槽の底へ溺死体のように横たわって
梶井基次郎 / 冬の蠅
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「姿勢・ポーズ」カテゴリからランダム5
ぶら下げてきた一升徳利を机の上に置くと、四人(の学生)は山賊のように胡坐(あぐら)をかいていた。
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
棒を呑んだみたいに突っ立って
井伏 鱒二 / 珍品堂主人 amazon
短パンのポケットが、手の甲の分だけ膨らんでいる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
襟もとまですっぽり絹蒲団をかぶって、朽ち木のように寝ている
水上 勉 / 雁の寺 amazon
目を閉じると、眠りは暗い網のように音もなく頭上から舞い下りてきた。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
冷たくなっている部分を探すように、愛子はぺたんこの布団の上をごろごろと転がる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
うつろに眠い頭で聞いていた。彼女の声がまるで夢の中に響くように感じた。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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