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朝陽 はまだ姿を見せていなかったが、 鬱金色うこんいろ のさざめきがすでに 川面かわもきらめいていた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:30% 作品を確認(amazon)
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夜明け
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前後の文章を含んだ引用
......廻る夢でうなされた。沙蚕と、それを川底から取り出す老人を、信雄は嫌いだった。 その日、信雄は朝早く目を醒ました。銀子と喜一の姉弟と知り合って三日がたっていた。 朝陽はまだ姿を見せていなかったが、鬱金色のさざめきがすでに川面で煌めいていた。 信雄は何気なく土佐堀川を見おろした。やました丸に乗った老人が、川の真ん中でいつものように沙蚕を採っていた。明け方の涼しいうちに仕事をしてしまうつもりなのであろ......
単語の意味
煌く・煌めく・燦めく(きらめく)
さざめき
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
煌く・煌めく・燦めく・・・キラキラと光り輝く。存在が輝かしくて人目をひく。
さざめき・・・ざわざわと騒ぐこと。にぎやかに騒ぎ立てること。さんざめき。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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星がひとつ二つ、消えそうにほの白く、ちらちらと青磁の空にまたたいていた。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
お天道さまはまだ昇っていなかった
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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まだ昼の続きのなかにいて、空の果てでは厚い灰色のカーテンのような雲の裾がバラ色に染まっている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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