TOP > 感覚表現 > におい・香り > 食欲をそそるにおい
卵焼きを作っているじゅうじゅうという音と、バターの匂いがしてきた。その匂いをかいだら急におなかがすいてきて、それが生きているということ。かきたてられる欲望は命が燃えているということ。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 ページ位置:62% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
食欲をそそるにおい
空腹・餓え・お腹が鳴る
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、というようにうなずいて、卵焼きを作ってやるか、と言いながらキッチンのほうへと歩いて行った。 泣きつかれた私たちはぼうっと庭を見ていた。 向こうではマサコさんが卵焼きを作っているじゅうじゅうという音と、バターの匂いがしてきた。その匂いをかいだら急におなかがすいてきて、それが生きているということ。かきたてられる欲望は命が燃えているということ。みんなで食べるごはんは命を養う大事なもの。気持ちを切り替える大切なきっかけ。 ホテルに泊まってずっと外食していたら忘れそうだったことを、その守られているようなリ......
ここに意味を表示
食欲をそそるにおいの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
空腹・餓え・お腹が鳴るの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
林芙美子 / 新版 放浪記
わたしは鉛のような空腹を感じ始める。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「その他の気分」カテゴリからランダム5
「におい・香り」カテゴリからランダム5
立ち 停 まって改めて吸い込んでみたくなるような芳香
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
懐しい草の匂いが鼻をついた。ずっと昔のピクニックの匂いだ。五月の風はそのように時の彼方から吹き込んできた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
あたりの空気が噎(む)せるほど高雅な香りに満ちる
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
同じカテゴリの表現一覧
その他の気分 の表現の一覧
におい・香り の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ