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太陽は向うの丘に隠れ、頂上に並んだ樹の間から、光線が しま をなして ほとばしった。空に残った雲だけ、まだ金色に光っていた。我々は 暫く光る雲に照されていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:66% 作品を確認(amazon)
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日の入り・日没
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前後の文章を含んだ引用
......見た。彼の眼には、私に「おう」と声をかけて摺れちがった兵士と、同じ光があった。「兄貴、お前何処から来たんだい」と彼はいった。 私は黙って彼と並んで、腰を下した。太陽は向うの丘に隠れ、頂上に並んだ樹の間から、光線が縞をなして迸った。空に残った雲だけ、まだ金色に光っていた。我々は暫く光る雲に照されていた。「西方浄土だ。仏は弥陀だ。一は一也。二は二也。合掌」 彼は手を合せ、髯の延びた顎を、その上辺に凭せた。雨がさらさらと落ちて来た。彼は顔をあげ、「あは、あは」 と......
単語の意味
光線(こうせん)
迸る(ほとばしる)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
光線・・・光のすじ。光の線。差してくる光。
迸る・・・(液体が)勢いよく吹き出る。飛び散る。強く流れ出る。
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
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窓の外が薄ねずみ色になってきた。  ねずみの色が濃くなりやがて闇になる。
向田邦子 / ダウト「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ夕闇日の入り・日没
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