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見晴らしはどこへ行っても、大きな屋根の影絵があり、夕焼空に澄んだこずえがあった。そのたび、遠い地平へ落ちてゆく太陽の隠された姿が切ない彼の心に写った。
梶井基次郎 / 冬の日 ページ位置:96% 作品を確認(青空文庫)
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日の入り・日没 見下ろした風景
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前後の文章を含んだ引用
......かわからなくなりはじめるにつれて、だんだん美しくなった。自分のまだ一度も踏まなかった路――そこでは米をいでいる女も喧嘩けんかをしている子供も彼を立ち停まらせた。が、見晴らしはどこへ行っても、大きな屋根の影絵があり、夕焼空に澄んだこずえがあった。そのたび、遠い地平へ落ちてゆく太陽の隠された姿が切ない彼の心に写った。  日の光に満ちた空気は地上をわずかもへだたっていなかった。彼の満たされない願望は、ときに高い屋根の上へのぼり、空へ手を伸ばしている男を想像した。男の指の先はその空気......
単語の意味
切ない(せつない)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
切ない・・・悲しさや寂しさや恋しさで、胸がしめつけられる気持ちのこと。やりきれない思い。やるせない思い。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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黒いとびとびの家に灯がともる。ただ西の空だけが、いまなお長く引いた冷たい黄色い光に明るんでいる。
野間宏 / 第三十六号「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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眼下に広がる整然とした緑の波と、瓦の輝く神去村を眺めた。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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薄紫色の陰に沈んだ瓦屋根
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
墨汁の中を泳いでいるような世界
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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