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飯盒を火にかけて番をしていた。火が彼の顔を明るく照し出すほど、いつかあたりは暗くなっていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:16% 作品を確認(amazon)
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日の入り・日没
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前後の文章を含んだ引用
......俺のも頼むという声が掛って、到頭私は数本の水筒を持たされてしまった。この未来のない人間共にも、なるべく他人の労力を使うという経済は残っていた。 林の奥で安田が、飯盒を火にかけて番をしていた。火が彼の顔を明るく照し出すほど、いつかあたりは暗くなっていた。俯向いた彼の顔には、無数の皺が切り疵のように走っていた。六 夜 夜は暗かった。西空に懸った細い月は、紐で繋がれたように、太陽の後を追って沈んで行った。めいめい雨......
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番をする(ばんをする)
番をする・・・注意して見張る。
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西日がストンと家並みの向こうに落ちると急に冷たい秋風が立つ。空はもう冬の色だ。
阿刀田 高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ秋の夕方・夜日の入り・日没
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小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
庭が、夕闇に溶けこみつつあった。
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