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(小説家)内の力を外へ働きかける、書くというような仕事
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:40% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......た。 若し行くなら、未だ行った事はないが、高野山とか、叡山の横川あたりに行きたい、そう彼は考えた。 彼は四十枚近く書いて又行きづまって了った。今のような気持で、内の力を外へ働きかける、書くというような仕事のうまく行く筈はなかった。 無為な、然し彼には息苦しい淋しい日が何週間か経って、或る日の事である。それは蒸暑い風の吹くいやな日だった。彼は昼の食事を済ますと急に......
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文字を書く・執筆するの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
有島武郎 / 或る女
彼の姿は、数字を書いているというより、紡ぎだしているという感じでした。彼のその美しい左指から生まれてくる∞や∴や∂の記号を、わたしは繊細な工芸品のように見つめました。見慣れているはずの数字でさえ、特別大事なものに思えました。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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小説の表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まわりが闇に包まれ、深く静まりかえっている時間に(小説を)書くと、文章はときとして濃密になりすぎる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
(自伝的小説で生活する)今の生活は、私と云うものを、広告のようにキリキザンで方々へ吹き飛ばしているようなもの
林芙美子 / 新版 放浪記
同じテイストの筆致で、同じテイストの情景が描かれ、わたしは途中から飽きた。似たようなフレーズが繰り返され長々と続くジャズのインプロビゼーションを聞いているようだった。
村上龍の書いた書評「文藝春秋 2015年 09 月号 [雑誌]」に収録 amazon
メデタシ、メデタシの好きな、虫のいい空想
林芙美子 / 新版 放浪記
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(子猫を撫でる)手を櫛のようにして白く柔らかい毛の中に入れ、温かい体をわしわしと撫でる
湊 かなえ / マイディアレスト「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
「言葉・話」カテゴリからランダム5
封筒に私の夢を入れて、 そして私の言葉は七日間、空を飛ぶだろう。 彼の岸から、あなたを呼んでいます。 呼んでいます、送ります。極東からの愛を。 私のハートに羽根をつけて。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
「道具・家具」カテゴリからランダム5
革のスリッパが氷のように硬く冷たい
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
幅広の扁平足に踏みひろげられた薄茶色のスリッパ
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
敷島をぷかぷかふかしていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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