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肩が無闇と凝った。頭が重く、首筋を握ると、ジキジキと気持の悪い音がした。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置：25% 作品を確認（amazon）
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筋肉が凝る、強張る、硬直する
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前後の文章を含んだ引用
......浮かれた調子で男へ話しかけながら通り過ぎた。男は中折れ帽を眼深く被った番頭という風の若い男だった。 健康も、気分も、そして仕事も、段々に面白くなくなった。第一に肩が無闇と凝った。頭が重く、首筋を握ると、ジキジキと気持の悪い音がした。食慾も衰えたし、睡眠も充分に出来なくなった。うつらうつらと何かしら不快な夢を見つづけた。 然し夜中、仕事にかかっている時は仕事それ自身は殆ど捗らぬままに、妙に気......
単語の意味
凝る（こる・こごる）
首筋・頸筋（くびすじ）
凝る・・・1。ある物事に度を越して心がとらわれる。熱中して打ち込む。ふける。(こる)
２．体が部分的に血行不良になり、筋肉が張った感じになる。(こる)「肩がこる」
３．細かいところまでいろいろと工夫する。趣向を凝らす。(こる)
４．一箇所に集まって、固まる。(こる・こごる)
５．液状のものが冷えて、ゼリーのように固まる。(こごる)
２．体が部分的に血行不良になり、筋肉が張った感じになる。(こる)「肩がこる」
３．細かいところまでいろいろと工夫する。趣向を凝らす。(こる)
４．一箇所に集まって、固まる。(こる・こごる)
５．液状のものが冷えて、ゼリーのように固まる。(こごる)
首筋・頸筋・・・首の両側から後部にわたる部分。首の後ろ側の部分。項（うなじ）。襟首（えりくび）。首根っ子・頸根っ子（くびねっこ）。
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筋肉が凝る、強張る、硬直する表現・描写・類語（健康・体調・病気のカテゴリ）の一覧 ランダム５
頭から肩にかけて、岩のような頑固な力がこもる
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
身体が疲れて、肉の上に板でも張ってあるような心持
田村 俊子 / 木乃伊の口紅 amazon
全部の筋肉が精一杯に緊張していて美しかった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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彼はだんだん衰えて行った。ちょうど昔スウイフトの見た、木末（こずえ）から枯れて来る立ち木のように。
芥川 龍之介 / 或阿呆の一生「河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)」に収録 amazon
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