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げっぷともため息ともつかない音をたてた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
咳をする・咽ぶ・喉が鳴る
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前後の文章を含んだ引用
......になった。暖房装置やら水洗便所やらシャワーやら電話やら非常用の自家発電装置やらね。まったく羊博士がここでどんな風に暮していたのか、俺には見当もつかないよ」 鼠はげっぷともため息ともつかない音をたてた。「一九五五年から一九六三年ごろまで、我々は夏になるとここに来たもんだよ。両親と姉と俺と、それから雑用をやってくれる女の子とね。考えてみれば、あれは俺の人生ではい......
単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
長く吸い込んだ息を吐き出す。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
腹の底から溜息が出た。私は何度も深呼吸をした。
林芙美子 / 新版 放浪記
身悶えるようなため息
吉田修一「悪人」に収録 amazon
ふう、とわざわざ声に出して肺の中身をすっかり出してしまうようなわざとらしいため息をついて
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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咳をする・咽ぶ・喉が鳴るの表現・描写・類語(呼吸のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ミイラの頭を火箸で叩いているような乾いた音をたてて咳をした。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
ゲホゲホと濁った 咳 が炸裂する。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
何かを飲み込みそこねた陣治が 烈しく 噎せる。椅子をずらし、身体を二つ折りにして心底苦しげに長々と咳き込んでいる
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
「安心する」カテゴリからランダム5
林芙美子 / 新版 放浪記
つばきを引っかけてけいべつをしてやりたくなった。
林芙美子 / 新版 放浪記
「呼吸」カテゴリからランダム5
息が切れた。しかし煙草をやめたおかげで悪くない息の切れ方だった。喉にひっかかるような嫌な感じがない。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
細い穴を通る風のようにやや甲高く嗄(しわが)れた息
村松 友視 / 由比正雪〈上〉 amazon
酸素を求めて口が開き、肺がおおげさに上下する。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
「感動」カテゴリからランダム5
観客は湧き立って拍手を送っていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
夢野久作 / ドグラ・マグラ
大地がわざとらしく拍手をする。ぱち、ぱち、と汗ばんだてのひら同士が弾ける音が、たった二人しかいない空間の中で元気にぶつかり合う。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
煮えたぎるように湧いてくる感慨
尾崎士郎 / 人生劇場
まだ名前もない赤ん坊と対面した時には、発作的な感激に、ほとんど打ちのめされたような面持ちで立ち尽くしていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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