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夜が深くなっていた。ふくろうが鳴くわけでも、コオロギが羽根を擦る音が鳴るわけでもなく、島中がただ単純に呼吸を抑えていくようだった。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り ページ位置:53% 作品を確認(amazon)
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夜のしじま(静けさ)
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前後の文章を含んだ引用
......物を静かに自慢するようにも見えた。 夜だ、と彼は言った。 夜を楽しむのが夜景を楽しむことだ。星と夜と、真っ暗な海、だな。だって、夜の景色と書くじゃないか、と。 夜が深くなっていた。ふくろうが鳴くわけでも、コオロギが羽根を擦る音が鳴るわけでもなく、島中がただ単純に呼吸を抑えていくようだった。 しゃかしゃかしゃかしゃか。滑車が動くような音が、夜に響く。 僕が自転車をこいでいる音だ。 日比野の頼んできたことは簡単なことだった。簡単で、奇妙な、そうして幼......
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梟、鴞・母喰鳥(ふくろう・ふくろ)
蟋蟀・蛼(こおろぎ)
梟、鴞・母喰鳥・・・フクロウ科の鳥。夜行性の猛禽類。全身茶色で目は大きく真正面に並んでいる。嘴(くちばし)は短くて下向きに湾曲している。ミミズクと違って、耳状の部分がない。羽音をほとんど立てずに飛べる。夜行性。
蟋蟀・蛼・・・1.コオロギ科の昆虫の総称。体はおもに黒褐色。長く発達した後ろ足を使って、よく跳ねる。雄は秋の夜に草むらや壁の隙間などで、コロコロと美しく鳴く。「蟋蟀」は「させ」「しっしゅつ」とも読み、意味は同じ。「きりぎりす」は古名。ちちろ。ちちろ虫。
2.エンマコオロギを指す場合もある。
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夜のしずかな物音をきいていた。虫の音、車両の音、どこかで赤子が泣いている
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
窓の外には静かな夜が舞い降りていた。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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