人の頭と頭の間に見え隠れする、男の背中を追う。
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人通り・人の往来
追う・追われる
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単語の意味
背中(せなか)
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
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人通り・人の往来の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人波は、水溜りのお玉じゃくしの群のように、後から後から押して来ては揺れうごいた。
徳永 直 / 太陽のない街―他二篇 (1953年) amazon
町じゅうの人間が全部街頭にあふれ出てきたみたいな混雑の絶頂
ウィリアム・アイリッシュ / 黒いカーテン amazon
人々がざわざわと汐(しお)が引くように路地の奥へ消えていく
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
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追う・追われるの表現・描写・類語(距離のカテゴリ)の一覧 ランダム5
飢え疲れた旅人の後をつける曠野の狼のように
中島 敦 / 李陵 amazon
(こっそり後をつける)駅のほうへ歩を向けると、前に見える四つ角からふと人影が消えた。きびすを返したような怪しげな動きだったので、雪見の目にも留まった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
餓え疲れた旅人の後をつける曠野(こうや)の狼のように、執念深く追ってくる
中島 敦 / 李陵 amazon
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「距離」カテゴリからランダム5
ガラス張りのリゾート特急が、一両だけのキハ12形気動車を、ゆっくりと眺め過ごすように追い抜いて行く。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
(目的地になかなか辿り着けない)夜空はこれほど重く、月はこれほど 儚いものだったのでしょうか。前方を照らすのは淡い光のみ、自転車のペダルを幾度こいでも、行きたい場所には辿り着けず、同じところでもがき続けているだけのように思えます。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
肩に凭 れて歩いている。
林芙美子 / 新版 放浪記
彼女の影を踏みながらその後から従った。
横光利一 / 日輪
「地上・陸地」カテゴリからランダム5
山と山との間に瘤のような小高い岡があって
井伏 鱒二 / 珍品堂主人 amazon
濃い緑の草や木の色が油絵の具のように生々して見える
徳田 秋声 / あらくれ amazon
十四五年も前にゃア、まだこの道は海だったが、埋立して海がずっと向うへ行きやんした。
林芙美子 / 新版 放浪記
停留所に並んでいる人々が紙人形のように平たく見える
黒井 千次 / 春の道標 amazon
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