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雪笹山の背に薄墨をながしたように雨雲が走ったと思うと、パラパラと檐(のき)をたたく霰の音がきこえはじめた。
田宮 虎彦 / 落城 作品を確認(amazon)
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雨雲・暗雲
あられ・ひょう・氷
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単語の意味
背(せ)
山の背(やまのせ)
山の背・・・山頂から山頂、もしくは山麓から山頂にかけて、馬の背のように帯状に連なっている一番高い部分。尾根。
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雨雲・暗雲の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
有島武郎 / 生まれいずる悩み
妙に透明な空に、墨をぶちまけたような雲がちぎれて散っている
高橋 和巳 / 我が心は石にあらず amazon
どんよりと垂れこめた雨雲の下に、墨絵のような風景が展(ひら)ける
外村 繁 / 筏 amazon
気味の悪い雲
林芙美子 / 新版 放浪記
底光りのする雲母色 の雨雲が縫い目なしにどんよりと重く空いっぱいにはだかって
有島武郎 / 或る女
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あられ・ひょう・氷の表現・描写・類語(雪・霜・あられのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(氷の彫刻)汗を垂らすように溶け続けている数々の彫刻
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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「雪・霜・あられ」カテゴリからランダム5
降り落ちた雪もまた吹き上げられて、白い布のように飛ぶ。
川端 康成 / 二十歳「川端康成全集 第5巻 小説 5」に収録 amazon
大きな 牡丹雪 が気持のいいほど 盛んに降っていた。
志賀 直哉 / 痴情「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
空気はきりっとして澄み渡り、街角のいたるところに蟻塚のようにつみあげられ、排気ガスで灰色に染まった雪も、夜の街の光の下では清潔で、幻想的にさえ見えた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
風がひゅうと鳴って雪がぱっとつめたいけむりをあげます
宮沢賢治 / ひかりの素足
「空・中空」カテゴリからランダム5
微かな月光が城下の街を、墨絵のように浮かばせる
菊池 寛 / 忠直卿行状記 amazon
燃えるような青空
有島武郎 / 或る女
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