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昭和初期から十年代にかけて、東京の下町のところどころに出ていた屋台の〔どんどん焼〕というものは、いまのお好み焼のごとく、何でも彼でもメリケン粉の中へまぜこんで焼きあげる、というような雑駁なものではない。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:7% 作品を確認(amazon)
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どんどん焼き
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前後の文章を含んだ引用
......たようなひろい食堂をつくることができず、したがって鉄板つきの食卓も、あきらめざるを得なかった。仕方がないので小さな鉄板をガスコンロにのせてたのしむわけである。 昭和初期から十年代にかけて、東京の下町のところどころに出ていた屋台の〔どんどん焼〕というものは、いまのお好み焼のごとく、何でも彼でもメリケン粉の中へまぜこんで焼きあげる、というような雑駁なものではない。 茶柄杓のようなかたちをしたものと、大きな鋏と、厚手の〔ハガシ〕を魔法のごとくあやつり、つぎからつぎへ職人が何種類ものメニューを鉄板の上につくり出すのである。 ......
単語の意味
雑駁(ざっぱく)
雑駁・・・まとまりがなく、統一感がないこと。
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久し振りで〔どんどん焼〕をやった。 いわゆる〔お好み焼〕であるが、われわれ東京の下町に生れ育ったものにとって、この〔どんどん焼〕ほど、郷愁をさそうものはない。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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