日本語表現インフォ > 風景表現 > 室内のようす > 屋内から外に洩れる明かり
屋内から外に洩れる明かりの表現・描写・類語
窓からもれる灯が地面に太い光の縞を描く
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
竹垣の透間から佃の部屋の灯が煌々と往来まで洩れていた。
宮本百合子 / 伸子 青空文庫
道路の闇 を程よく残して初秋らしい店の灯の光が撒 き水の上にきらきらと煌 めいたり流れたりしていた。
岡本かの子 / 金魚撩乱 青空文庫
まわりにあまり店がないので、この店の明るい照明は暗い街なみのシルエットの中、灯台のように光って見えるだろう。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
夜 更けて、ときおり 点いたり消えたりする母親の部屋の 灯 も、小さなさざなみの青さよりもっとはかない何かを投げかけてきた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
表口の 硝子 戸が明々と光を道に投げている。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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