TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夜明け
舟の家が朝焼けの中で暗く沈んでいた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:30% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
夜明け
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......川の真ん中でいつものように沙蚕を採っていた。明け方の涼しいうちに仕事をしてしまうつもりなのであろう。 老人のいつもと変わらぬ手の動きを信雄はしばらく眺めていた。舟の家が朝焼けの中で暗く沈んでいた。晋平が寝返りをうったのでそちらに視線を移し、もう一度ぼんやりと川を眺めた。老人の姿はなかった。やました丸だけが小刻みに揺れている。大きな波紋がじわじわと岸辺に向......
単語の意味
朝焼け(あさやけ)
朝焼け・・・日の出のころ、東の空が一面に赤く染まること。雨の前兆といわれる。
ここに意味を表示
夜明けの表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
窓の外だけが極彩色の世界に生まれ変わりつつある。それはつまり今日一日が生まれ落ちる濃い瞬間なのだった。遠くまで、朝の光で海がかすかに照らされている。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
空が白み、雲が流れ、鳥が鳴き、新しい一日が腰を上げて、この惑星に住む人々の意識を拾い集め始める
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
見慣れてきたはずの町並みも、真夜中に和弥さんと二人きり、車に乗って走り抜けると、初めて訪れた見知らぬ町のように思えました。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ