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見慣れてきたはずの町並みも、真夜中に和弥さんと二人きり、車に乗って走り抜けると、初めて訪れた見知らぬ町のように思えました。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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夜の街並み
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前後の文章を含んだ引用
......認だよ」 和弥さんはどこか嬉しそうにそう言うと、車を発進させました。灯りのともった家はありません。車のエンジン音もしんと漂う夜の空気に飲み込まれていくようです。見慣れてきたはずの町並みも、真夜中に和弥さんと二人きり、車に乗って走り抜けると、初めて訪れた見知らぬ町のように思えました。 世界中に和弥さんと私、二人きり。そんな気分で窓から空を見上げると、丸く黄色い月が遠くの山に浮かんでいるのが見えました。 到着したのは「雨降り渓谷」です。かつて......
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夜の街並みの表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ゆるやかな坂に沿って並ぶ店のウインドウが、ずらりと夜に浮かぶ
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
ビルとビルとビルの間に囲まれた小さな夜空を風が渡って行った。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
夜になると通りを走る車のライトと店の灯りで、日中とはまた別の街のように見えた。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
見慣れてきたはずの町並みも、真夜中に和弥さんと二人きり、車に乗って走り抜けると、初めて訪れた見知らぬ町のように思えました。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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夕暮近くの淡い光が水中のちりのようにゆっくりと空を漂い、コンクリートと鉄とガラスでできた海底の谷間に音もなくつもっていった。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
瓦斯(燈)の光が段々に間が抜けて来た。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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