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障子を挟んで、ヨキとの攻防が繰り広げられた。お互いに障子を開けよう、そうはさせまいとするもんだから、障子の枠がみしみしと音を立てている。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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軋み(きしみ)
扉(門・窓)の開閉
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前後の文章を含んだ引用
......ん、ここはひとつ、なあなあで頼みますわ」「あかんったら、あかん。おまえんとこには、もう手紙も配達したらん」 みきさんの父親は、どうやら郵便局で働いているようだ。障子を挟んで、ヨキとの攻防が繰り広げられた。お互いに障子を開けよう、そうはさせまいとするもんだから、障子の枠がみしみしと音を立てている。 しまいにヨキは、ポケットからなにかを取りだし、「どりゃあ!」と握った拳で障子紙を突き破った。「ほら、これでどうや」 突然の乱暴狼藉に、俺もびっくりしたが、障子......
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扉(門・窓)がひらく・閉じるの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
入口は真黒く閉 っていて
岡本かの子 / 巴里祭
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この家のブザーを聞くのは初めてだったので、わたしはひどくびっくりしてしまった。それは動物の悲鳴のように、乱暴に響きわたったのだった。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
机の上には雑然と書類がちらかり、流しにはグラスや皿が汚れのこびりついたまま積みあげられ、灰皿は吸殻でいっぱいになっていた。《…略…》これじゃまるで高校のバスケットボール部のロッカー・ルームみたいだ。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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地軸もろとも引き裂くような爆発音
坂口 安吾 / 白痴 amazon
薄い壁をとおして隣室からテレビ番組の音声が聞こえてきた。細かい台詞までは聞き取れないが、お笑い番組らしく、十秒か十五秒置きに聴衆の笑い声が聞こえた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
街では氷を削るような音がしている。 「僕は散歩が好きですよ。」 秋田氏は楽し気にコツコツ靴を鳴らしている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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