不眠の疲れと緊張とで、目の奥に不快な熱感がわだかまっている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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寝不足
緊張する
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前後の文章を含んだ引用
......にそびえ立っている。約束の十二時半にはまだ間があるが、教えられたとおり四桁の部屋番号をプッシュしてからインターホンを押すと、応えがあってオートロックが外れる。 不眠の疲れと緊張とで、目の奥に不快な熱感がわだかまっている。十八階でエレベーターを降り、ぎこちない足取りで目的のドアの前まで来る。そのまま、ステンレス製のネームプレートを見つめて立ちすくんでしまう。KUNIEDAと書かれ......
単語の意味
蟠る(わだかまる)
蟠る・・・心配や不満などの気持ちで、心の中がスッキリしない。心の中がモヤモヤしてる。
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夜の眠りが浅いせいで慢性的な眠気が一日中とれない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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俺の全身の毛穴が、嫌な汗で開いていく。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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僕は突然目が覚めた。眠りと覚醒の中間的地域というものが存在しなかった。目を開けた時には僕は既に覚醒の中枢にいた。頭の働きは完全に正常に復しているように感じられた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
窓の外から波止めで砕ける波の音が聞こえた。夜になると波の音は高くなる。波の音は夜通し聞こえ、小さなベッドで眠る祐一のからだを浸していく。 そんなとき、祐一は波打ち際の流木のような気持ちになる。波に攫われそうで攫われず、砂浜に打ち上げられそうで打ち上げられない。いつまでもいつまでも、流木は砂の上を転がされ続ける。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
何だか少しも眠れないので、豆ランプを枕もとに置いて読書。
林芙美子 / 新版 放浪記
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