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(夕方、)白い鳩が五六羽 忙しそうに飛び廻っている。そして陽を受けた羽根が桃色にキラキラと光る。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:24% 作品を確認(amazon)
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夕方
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前後の文章を含んだ引用
......。 夕方、伸び伸びした心持で、狭い濡縁へ腰かけていると、下の方の商家の屋根の物干しで、沈みかけた太陽の方を向いて子供が棍棒を振っているのが小さく見える。その上を白い鳩が五六羽忙しそうに飛び廻っている。そして陽を受けた羽根が桃色にキラキラと光る。 六時になると上の千光寺で刻の鐘をつく。ごーんとなると直ぐゴーンと反響が一つ、又一つ、又一つ、それが遠くから帰って来る。その頃から、昼間は向い島の山と山との間に......
単語の意味
鳩・鴿(はと)
鳩・鴿・・・ハト科の鳥の総称。ほとんど全世界に分布し、人家の近くにも住む中形の鳥。目は丸く、嘴(くちばし)は短くて厚みがあり、体はずんぐりしていて胸は張る。翼の力が強く、飛翔力が大きい。帰巣本能を利用して、遠距離通信にも用いられる。また、平和の象徴とされる。種類が多く、およそ300品種ほど。
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夕陽がだんだん燃えたって来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
露店が店を畳む時刻
梶井基次郎 / 冬の日
傾いた十月の 陽 が赤松の影を長く延ばし、影が芝の黄ばんだ緑と重って、紫の 斑点 を浮き上らせてくる
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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遥かの山の空はまだ、夕焼けの名残の色がほのか
川端康成 / 雪国 amazon
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