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哀惜のようなものがこみ上げ、胸をしめつけられた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 ページ位置:95% 作品を確認(amazon)
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悲しい・悲しみ
喪失感(大切なものを失う)
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前後の文章を含んだ引用
......人で入ろう」 私は、とんでいってバスタブに湯を満たしはじめる。湯の音の中で、部屋をのぞくと睦子は、大きな窓辺に立って外を見ていた。小さかった。美しい異形だった。哀惜のようなものがこみ上げ、胸をしめつけられた。「大丈夫?」 睦子が振りかえって優しい声でいった。「え?」「ここのお風呂、わり合い早く れるわ」「ああ」 私は慌てて湯を止めに行く。 それから、二人で服を脱いだ......
単語の意味
哀惜(あいせき)
胸(むね)
哀惜・・・人の死などを悲しんで惜しむこと。
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この世が終わるような喪失感
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
愛する人たちともいつまでもいっしょにいられるわけではないし、どんなすばらしいことも過ぎ去ってしまう。どんな深い悲しみも、時間がたつと同じようには悲しくない。
吉本 ばなな / そののちのこと(文庫版あとがき)「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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胸で悲しみを感じるときの表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
胸の中に、するすると音もなく、幾つもの小さな鉛の玉のようなものが降り立ったのだ。それは本当に鉛の玉のように重たく、冷たく、わたしの肉体の奥底に沈みこんでいって、身動きが取れなくなった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
色の薄い瞳に、打たれ慣れた動物のような単純な悲哀が充ちていて思わず胸を衝かれる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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有島武郎 / 或る女
少女時代を過したあの海添いの町を、一人ぽっちの私は恋のようにあこがれている。
林芙美子 / 新版 放浪記
次の瞬間にはわっと声をあげて男泣きに泣くか、それとも我れを忘れて狂うように笑うか、どちらかをしそうな表情
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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生命の焔(ほのお)が恐ろしい力で燃え尽きて行く
島崎 藤村 / ある女の生涯 amazon
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