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ずっと救命を続けているんですが、ちょっとこれ、心臓が動き出す気配がないもんですから……」 尋恵は重い空気に全身をからめとられて、身じろぎ一つできなくなっていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
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絶望・希望がない
余命宣告・死の覚悟
雰囲気が悪い・重苦しい空気
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前後の文章を含んだ引用
......て、心臓もほとんど動いていない状態でした。で、移送中からずっと人工呼吸などの救命処置を取ってきたんですが……ここに運ばれてからだいたい二十分以上経ちましたか……ずっと救命を続けているんですが、ちょっとこれ、心臓が動き出す気配がないもんですから……」 尋恵は重い空気に全身をからめとられて、身じろぎ一つできなくなっていた。「残念ながらですね……あとはもう、ご家族のご理解で処置を打ち切ることになるわけですが……」「そんな」満喜子が声を引きつらせた。「何とかなりませんか!?」「何とか......
単語の意味
身動ぎ(みじろぎ)
身動ぎ・・・体のどこかをなんとなく動かすこと。身うごき。
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(ジャングルをさまよう日本兵のが感じた死の予感)比島の熱帯の風物は私の感覚を快く揺った。マニラ城外の柔らかい芝の感覚、スコールに洗われた 火焔 樹 の、眼が覚めるような朱の 梢、原色の朝焼と夕焼、紫に 翳る火山、 白浪 をめぐらした 珊瑚礁、水際に蔭を含む叢等々、すべて私の心を 恍惚 に近い歓喜の状態においた。こうして自然の中で絶えず増大して行く快感は、私の死が近づいた確実なしるしであると思われた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
どうせ自分自身は電子か何かになって、箒星 のお先走りでも承 るつもりでいたし
夢野久作 / ドグラ・マグラ
突然、死の割れ目が足もとに見えてきた
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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娘の気持ちが暗くなると、家の中には雨洩りがするときに似た陰湿なものが漂い始める
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
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兎の眼のようなおじけづいた、心配そうな眼
小島信夫 / アメリカン・スクール amazon
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(閉店後のバー)換気装置やエア・コンの音も消えている。長い年月をかけて床や壁に浸みこんだ匂いだけが微かに空気の中に漂っていた。 《…略…》客席の空気は暗がりの中で幾つかの層にわかれたまま淀んでいるようだった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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唇の色が青インキをつけたように、ハッキリ死んでいた。
小林多喜二 / 蟹工船
深まりゆく秋の中でもうすでに、友子は死にはじめていた。友子の心にはもう誰のどんな言葉もちゃんと届かず、友子しかいなかった。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
(鳩の雛の死骸)異臭を放ち始めている黄色い肉塊
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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