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髪をかきあげた。油っ気のない髪が、ばらばら額にかかって来る。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:37% 作品を確認(青空文庫)
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髪のつや・光沢
髪をかき上げる
服装や身なりが汚い
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前後の文章を含んだ引用
......が鉢巻をしながら空を見てつぶやいていた。 (九月×日) 朝。 久し振りに鏡を見てみた。古ぼけた床屋さんの鏡の中の私は、まるで山出しの女中のようだ。私は苦笑しながら髪をかきあげた。油っ気のない髪が、ばらばら額にかかって来る。床屋さんにお米二升をお礼に置いた。 「そんな事をしてはいけませんよ。」 お上さんは一丁ばかりおっかけて来て、お米をゆさゆさ抱えて来た。 「実は重いんですから……」 ......
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髪のつや・光沢の表現・描写・類語(髪のカテゴリ)の一覧 ランダム5
黒髪が海藻に似た輝きを見せる
室生 犀星 / 舌を噛み切った女 (1957年) amazon
長い髪が背後の窓からの陽射しを踊るように弾く
原田 宗典 / 十九、二十(はたち) amazon
髪は黒く艶があり、その一本一本に生命がたっぷりと及んでいるという気がした。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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髪をかき上げるの表現・描写・類語(髪のカテゴリ)の一覧 ランダム5
左手の小指を器用に折り曲げて、左の鬢 のほつれ毛を美しくかき上げるあの嬌態 をして見せる
有島武郎 / 或る女
顔に垂れかかる前髪をさっと払った。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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服装や身なりが汚いの表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
乞食 のように 襤褸 をまとった二人の男たち
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
ズボンの折り目もつけないほどだらしのない
有島武郎 / 或る女
うすら冷たい風に、メリンスの単衣 がよれよれになって寒そうだった。
林芙美子 / 新版 放浪記
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「髪」カテゴリからランダム5
梳(と)きながした髪が鏡のように輝く
宮部 みゆき / 我らが隣人の犯罪 amazon
お洒落の一環で染めたと思しき茶色の髪は、似合っているとも思えなかった。
伊坂 幸太郎 / 砂漠 amazon
「服装・身なり」カテゴリからランダム5
一番いい水色のVネックのセーター
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(ピアスが入っていた空っぽの小箱)内側の白いサテン地に、ピアスをとめつけるための小さな二つの切込みがある
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
それがすみれだということが、最初見たときにはわからなかった。彼女はスタイルを一新していたからだ。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
両腕がのろのろと機械仕掛けのように上にあがる
日野 啓三 / 抱擁 amazon
口が曲がりそうなほどしょっぱいなみだ
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
娘は毛糸玉でも手繰るように胸のあたりで手を無意味に動かしていました
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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