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(切断された人間の足が)河原に、片足だけ一本、魚のように投げ出されている
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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切断された体
捨てる・放り出す
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前後の文章を含んだ引用
......の間が凹んだ、新しい足首である。 場所が違う。彼がいたのは、あの丘の上の窪地であった。どうして私はここまで来たのだろう。 誰が切ったのだろう。どうしてこの明るい河原に、片足だけ一本、魚のように投げ出されているのだろう。 いや、私は食べたくはない。私は自分を蠅に、食べさせているところだ。 しかし何故それが私の方へ近づいて来るのだろう。揺れながら、光りながら、笑いながら......
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(電話口で泣く女)彼女の涙がこちらの受話器から噴き出しそうな気がして
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もう一つ、辰川が見出した注目すべき材料があった。守が誘拐された日、午後三時頃に、三島の借家から飛び出してきて、母親の小枝子に呼び戻された子供は、守ではなく、姉の理恵だったという可能性である。もしも、これが真実だったとしたら、事件の様相は根底から覆ることになるのだ。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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浴衣を着て両国界隈を歩けば、かなり上位の関取に間違われるはずだ。
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