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疲れて、もう眠い。今日一日が終わる。つぎに目ざめると朝日がまぶしくて、また新しい自分が始まる。新しい空気を吸って、見たこともない一日が生まれる。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......ってしまったような気がする。 それをずっと続けていくような気がする。 いやでも。死ぬまで。死んでからも。 でも、今は休息の時が来て、いろいろなことが長かったし、疲れて、もう眠い。今日一日が終わる。つぎに目ざめると朝日がまぶしくて、また新しい自分が始まる。新しい空気を吸って、見たこともない一日が生まれる。子供の頃、例えばテストが終わった放課後や、部活の大会があった夜はいつもこういう感じがした。新しい風みたいなものが体内をかけめぐり、きっと明日の朝にはきのうまでの......
単語の意味
朝日・旭(あさひ)
朝日・旭・・・朝に昇る大陽。日の出。旭日(あさひ・きょくじつ)。
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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
深い穴に沈み込んでいくような感覚がしばらくつづき、穴の底に着いた。目に見えたり体に感じたりというのではなく、しかし、ここが眠りの底なのだと確かにわかった。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
(山の中で眠りに落ちる)疲れ切ってはいるが、それが不思議な陶酔感となって彼に感ぜられた。彼は自分の精神も肉体も、今、この大きな自然の中に溶け込んで行くのを感じた。その自然というのは 芥子粒 程に小さい彼を無限の大きさで包んでいる気体のような眼に感ぜられないものであるが、その中に溶けて行く、──それに還元される感じが言葉に表現出来ない程の快さであった。何の不安もなく、睡い時、睡りに落ちて行く感じにも多少似ていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
すぐに寝息を立てはじめた。あどけないほどに滑らかな、眠りの訪れだった。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
(二度寝)さめぎわの快い眠りにまた静かに落ちて行った。
有島武郎 / 或る女
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寝起き・目が覚めるの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
魚屋の魚のように淋しい寝ざめなり。
林芙美子 / 新版 放浪記
左向きにベッドに横たわっていたからだろう、左腕がぴりぴりと痺れている。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
(夢を見ていて)そこで目が覚めた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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母は帯を結 うて蒲団の上に起きて
伊藤左千夫 / 野菊の墓
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