張りつめていた胸から空気が洩れ出るように溜息をついた。
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ため息・吐息
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単語の意味
胸(むね)
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
女のかすかな溜息だった。近かった。やはり、息をひそめていたのだ。柔らかい吐息だった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
長く吸い込んだ息を吐き出す。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
一瞬、助教授の肉のおちた頰にゆっくりとうすい 嗤 いがうかんだ。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
気まずさを強烈な電気のように感じている
有島武郎 / 或る女
「安心する」カテゴリからランダム5
世の中がひとりでに遠のくように思えた。
有島武郎 / 或る女
一家を挙げて欧洲へ遊学に出掛ける朝も、一ばん気軽な気持で船に乗ったのはかの女だった。かの女は和装で吾妻下駄 をからから桟橋に打ち鳴らしながら、まるで二三日の旅に親類へでも行くような安易さだった。
岡本かの子 / 母子叙情
気持ちが落ち着くまで黙って座っている
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
沸騰したヤカンのような息づかい
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
百メートルを全力疾走した後のように息が上がっている
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
鼻と口を塞がれたような苦しさから逃れたくて、私は必死に深呼吸をしながら
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
「感動」カテゴリからランダム5
大地がわざとらしく拍手をする。ぱち、ぱち、と汗ばんだてのひら同士が弾ける音が、たった二人しかいない空間の中で元気にぶつかり合う。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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