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夜色やしょくの底に埋もれながら、河原かわらよもぎの葉を動かす、微風もまるで知らないように、沈々としてふけている。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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夜のしじま(静けさ)
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前後の文章を含んだ引用
......、かわらの上、草の間に、ともすともなくともすという、鬼火のたぐいであるかもしれない。が、そのほかは、北は千本せんぼん、南の鳥羽とば街道のさかいを尽くして、蚊やりの煙のにおいのする、夜色やしょくの底に埋もれながら、河原かわらよもぎの葉を動かす、微風もまるで知らないように、沈々としてふけている。  その時、王城の北、朱雀大路すざくおおじのはずれにある、羅生門らしょうもんのほとりには、時ならない弦打ちの音が、さながら蝙蝠こうもりの羽音のように、互いに呼びつ答えつして、あるいは一人、あるい......
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夜色(やしょく)
夜色・・・夜景。夜の景色。夜の雰囲気。
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