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芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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夜のしじま(静けさ)
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前後の文章を含んだ引用
......、瓦 の上、草の間に、ともすともなくともすという、鬼火のたぐいであるかもしれない。が、そのほかは、北は千本 、南の鳥羽 街道の境 を尽くして、蚊やりの煙のにおいのする、夜色 の底に埋もれながら、河原 よもぎの葉を動かす、微風もまるで知らないように、沈々としてふけている。 その時、王城の北、朱雀大路 のはずれにある、羅生門 のほとりには、時ならない弦打ちの音が、さながら蝙蝠 の羽音のように、互いに呼びつ答えつして、あるいは一人、あるい......
単語の意味
夜色(やしょく)
夜色・・・夜景。夜の景色。夜の雰囲気。
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人通りのない朱雀 の大路 を、二人は静かに馬を進めて行った。兄も黙っていれば、弟も口をきかない。しんとした夜は、ただ馬蹄 の響きにこだまをかえして、二人の上の空には涼しい天の川がかかっている。
芥川龍之介 / 偸盗
夜 更けた河畔の沈み込んでいくような静けさ
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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ゆっくりと、夜が満ちてくる。窓あかりの住宅街、夕げの気配。山なみのような家影。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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