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太陽が極東の島々を照らし、桜の芳しい香りが朝の空気を生き返らせる
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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花、植物のにおい
朝日・朝の光
桜
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前後の文章を含んだ引用
......あたかも生命の息吹のように、はかなく天に昇る。それゆえにあらゆる宗教的な儀式において、乳香と没薬は重要な役割を演じるのである。香りにはどこか霊的な働きがある。 太陽が極東の島々を照らし、桜の芳しい香りが朝の空気を生き返らせるとき、この麗しい息吹を胸一杯に満たすときほど、さわやかな澄んだ感覚を覚えることはまずないであろう。『旧約聖書』には、創造主みずからが、甘い香りをかいで、その御心......
単語の意味
芳しい・馨しい・香しい(かんばしい・かぐわしい)
芳しい・馨しい・香しい・・・1.いい匂いがする。ウットリするような匂いがする。花が発するような匂いが、どこからともなく漂ってくる。
2.客観的に見て、いい評価が認められるさま。すばらしい。好ましい。
2.客観的に見て、いい評価が認められるさま。すばらしい。好ましい。
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朝日・朝の光の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
そろそろ暑い陽がのぼりはじめてきた。
林芙美子 / 新版 放浪記
八時を過ぎた太陽の光が、紅葉坂 の桜並み木を黄色く見せるほどに暑く照らしていた。
有島武郎 / 或る女
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桜の表現・描写・類語(春のカテゴリ)の一覧 ランダム5
どんな襖絵もかなわないほど豪華な、桜の大木。山桜だろうか。白い八重の花を枝先に無数に咲かせ、遠目には霞が湧き立ったように見えた。近づくと、花びらの縁がごくごく薄い緑色をしているのがわかる。山の緑を映したみたいに、すがすがしい色合いだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
吉野の桜も遠くから眺めれば、雲のように掴みどころがない
白洲正子 / 能の物語 amazon
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「におい・香り」カテゴリからランダム5
梶井基次郎 / 路上
「植物」カテゴリからランダム5
(マユミ)小さな赤い実を無数にぶらさげている。優しい炎だ。遠くから見る街の灯のようだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
雨が、水鳥の葉を滑るように重なり合う葉の上を滑り落ちる
長野 まゆみ / 銀木犀 amazon
窓の外が青く浮かんで、木々が幾重にも重なる黒い切り絵に見える。
吉本 ばなな / 哀しい予感 amazon
「春」カテゴリからランダム5
桜吹雪が、夥しい数の蝶の乱舞に思えてくる
飯田栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
私の仕事初日を祝うかのように桜の花が咲き
野崎 幸助「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)」に収録 amazon
満開の桜が、うららの春霞の下で眠くなるような色合いで連なっている
阿久悠 / 瀬戸内少年野球団 amazon
ふっと目を閉じたくなるほど、強く、甘く、大気が花の香りで満ちている春
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
完全に暮れきっていない空は、濃い紫で、西の山際は、まだほのかに明るかった。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
朝の淡い光が窓のカーテンを染め、タフな都会の鳥たちが目を覚まして一日の労働を始める
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
そろそろ暑い陽がのぼりはじめてきた。
林芙美子 / 新版 放浪記
午後四時をまだ過ぎたばかりなのに大部屋の中はうす暗く、ミツは窓から洩れる僅かな微光を探しながら本の頁をめくった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
朝日であるか、夕日であるか、私にはその香気でもって識別することができるのだ
太宰治 / 猿ヶ島 amazon
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