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ずっと自転車を押しつづけて、横腹のあたりがだるかった。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:86% 作品を確認(amazon)
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疲れる・疲労感
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前後の文章を含んだ引用
......〈稲〉であったかどうかは竜夫にはもうわからなかった。「ちょっと、くたびれたねェ……」 千代の言葉でみんな歩みを止めた。四人はすでに相当の距離を歩いていた。竜夫もずっと自転車を押しつづけて、横腹のあたりがだるかった。ちょっと一服じゃァと言って銀蔵は道端の石に坐り込んだ。「こんなに歩いたのは何年ぶりかのお、なんか、この世での歩き納めっちゅう気がせんでもないがや」 日灼けた銀蔵......
単語の意味
横腹(よこばら)
横腹・・・1.腹の横側。腹の側面。脇腹(わきばら)。横っ腹。
2.物の左右の側面。
2.物の左右の側面。
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疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
体は重たい泥のように弾力なく崩折(くずお)れてゆくのだった。
阿部 知二 / 冬の宿 (1948年) amazon
脚は十日間ほど取りはずさずつけている 巻脚絆 の中で感覚を失っていた。そして坂道を一歩ふみ出すためには多大の血液を失わなければならないように思われた。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
胴体を荒繩でくくりあげて、空高く起重機で吊りさがりたいような疲れを感じる。
林芙美子 / 新版 放浪記
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「嫌い」カテゴリからランダム5
唇を尖 んがらした声だった。
小林多喜二 / 蟹工船
煮られたあとのようにくたくたな気持で
岡本 かの子 / 落城後の女「岡本かの子全集 (第3巻)」に収録 amazon
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自分の体が、キルク(=コルク)が水に浮いているようで
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
ぬくまった水枕が、 耳朶 の下で音を立てている。プカンプカン。のどかな音なのに、ゴムの匂いも懐しく鼻に 媚びているのに、妙に気持が落着かない。
向田邦子 / 耳「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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