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(侵入者の気配に気づく)二人が音も立てずに靴を脱いだ時、急に濃度の上がった空気に息苦しさを感じて目を覚ましたのだ。彼は、甘く重苦しい空気が垂れ幕のように胸に覆い被さるのに我慢できずに、水を飲もうと起き上がった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
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人の気配
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前後の文章を含んだ引用
......いた。 そんな二人の努力にもかかわらず、シンイチはいつのまにか隣りのベッドルームで目覚めていた。サユリとスタンが物音をさせるか否かは彼にとって問題ではなかった。二人が音も立てずに靴を脱いだ時、急に濃度の上がった空気に息苦しさを感じて目を覚ましたのだ。彼は、甘く重苦しい空気が垂れ幕のように胸に覆い被さるのに我慢できずに、水を飲もうと起き上がった。そして、隣室の人の気配に気付いたのである。 シンイチは金縛りにあったように身動きができなくなった。かすかに聞こえて来るきぬ擦れの音。それは、真夜中の静寂を縫うウ......
単語の意味
胸(むね)
息苦しい(いきぐるしい)
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
息苦しい・・・1.息をするのが苦しい。呼吸が苦しい。胸に圧迫感があって息が詰まるような感じである。
2.胸を圧迫されるような、重苦しい感じの雰囲気だ。緊張した空気が漂っていて、軽々しい言動などできそうもない雰囲気だ。
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