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みじかい二月の午後がくれて窓側だけに白い微光が残っていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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冬の日差し・光
室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
......りきれんなあ」戸田は肩をすぼめた。「しよう無いわ。おやじに訊かれたら+やったと答えとけや。ガフキー番号も適当に言っとけばいいのや」 回診は大部屋からはじまった。みじかい二月の午後がくれて窓側だけに白い微光が残っていた。白い診察着を着たおやじ、浅井助手、看護婦長、戸田、勝呂の五人が病室にはいると付添婦が急いで防空用暗幕をつけた電灯を点した。数人の患者があわててベッドの上に這いあ......
単語の意味
微光(びこう)
微光・・・1.微(かす)かな光。弱々しい光。
2.前途へのわずかな希望のたとえ。
2.前途へのわずかな希望のたとえ。
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室内に差し込む光の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
あけ放した障子からかわいた暖かい光線が畳の表三分 ほどまでさしこんでいる
有島武郎 / 或る女
天井の明かり取りから落ちてくる、淡い木漏れ日のような琥珀色の光
森 瑤子 / 傷 amazon
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街にクリスマスの飾りがみられるようになった時期
向田邦子 / 大根の月「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
落葉松の小枝から霧氷がぱらぱら散って、桜の落花のよう
川端康成 / 掌の小説 amazon
「室内のようす」カテゴリからランダム5
コツ、コツ、コツ…… 啄木鳥 みたいに、蔵六が、牢を指でたたいた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
窮屈な部屋の天井からぶら下がった裸電球は、真下を 微かに照らすだけで本棚に並べられた背表紙の文字を一つも読ませなかった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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(戸を開けると)薄い日の光が部屋中に散らばった。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
太陽が穏やかな光を地上に注いでいた。その光は窓ガラス越しに部屋に射し込んで、二人の足もとに寡黙な日だまりを作り出していた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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