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淡い紫に染まりはじめた空を見上げる。白い月が山の端から出てきたところだった。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 ページ位置:63% 作品を確認(amazon)
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夕方
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前後の文章を含んだ引用
......山と海で同じ音がするなんて」 弟は木々の梢を見上げて笑った。「もしかしたら、海のそばで育った人は、山に来て海鳴りが聞こえることにびっくりするのかもしれないな」 淡い紫に染まりはじめた空を見上げる。白い月が山の端から出てきたところだった。空を見遣るふりをして、弟の横顔を盗み見る。こんなにやさしい顔をしていたのだったか。もうずっと、弟の顔をちゃんと見てこなかった気がする。泣いてばかりいた幼い弟。手......
単語の意味
淡い(あわい)
見上げる(みあげる)
紫(むらさき)
淡い・・・味や色や香りなどが薄い。光や形がぼんやりしている。
見上げる・・・1.下から上のほうを見る。
2.立派だなぁ、と感心する。
・・・1.赤と青を混ぜてできる色。古来、高位の象徴とされた。
2.ムラサキ科の多年草。夏、白い小花が咲く。根からとれる染料は紫色(むらさきいろ)。
3.醤油(しょうゆ)の異称。
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黎明しののめ はまだ遠く鶏は鳴く 時刻とき ではない。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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