TOP > 感情表現 > 好き


カテゴリ検索 単語の意味
別にえらいとも思わないけれど、尊敬しなければ悪いのだと思って、感心してみせる。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
尊敬する
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......んが尻からげで遊びに来る。全身ずふぬれ。唇が馬鹿に紅い。中央公論に論文を書いたと云う。中央公論ってどんなのさ。千葉亀雄がおじさんだとかで、この人の紹介だそうだ。別にえらいとも思わないけれど、尊敬しなければ悪いのだと思って、感心してみせる。馬鹿に煙草を吸うひとだ。四畳半はもうもう。二階でマンドリンの音がしている。学生は金持ちでひま人ぞろいだ。吉原に行く学生もある。玉突きに行く学生もある。下宿で大事......
ここに意味を表示
「尊敬する」の表現・描写・類語(好きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「心」の言葉を含む好きの表現・描写・類語(好きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
こうして離れていてふと、私の知っている彼のいいところを思うと、あまりのすばらしさに胸が苦しくなる。その文章の才、礼儀正しさ、行動の大胆さ、おおらかさ、手の形、声の響き……等。  そして悪いところやずるいところを考えると、あまりの憎しみに息が苦しくなる。私を旅に誘ったりする弱さ、妹の死に対するある種の冷酷さ、ろくに日本に帰らないくせに、来るとなると会いたがるずるさ……等。  ほかの人にはこんなに感じないひとつひとつの感覚が活性化される。その振幅がそのままその人を思うのベクトルの大きさだ。人間は苦しい。不完全なひとりが、不完全なひとりを思い丸ごとを受け入れようと苦しむ様は、なぜかそれぞれ胸のうちの 嵐 とは別のところで、ときどき妙に生き生きとしたあるひとつの像を結ぶ。  人間がかろうじて日々を生きているわけみたいなもの。  いちめんに咲いた桜並木みたいに大盤振る舞いの美しくやさしいエネルギー。  たださらさらと花びらが散り、陽がさして風が吹き、はるか続く木々がいっせいに揺れて舞い狂うピンクとすきまの青空の甘い色に圧倒されて立ちつくす。知っている。一度しかなく、一瞬で終わる。でも自分がその一部に永遠に溶け込んでいる。ワンダフル、ブラボー! そういう瞬間を、人は苦しんでも求める。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ恋愛・恋する・恋心愛憎
好奇を持った犬のような顔になる。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
何があったのかな。  あたしの中で好奇がもぞりと動く。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「好き」カテゴリからランダム5
熱病めいた興味
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
好き の表現の一覧 
感情表現 大カテゴリ
表現の大区分