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もう全く声がなく、泣くとも云えない泣き方だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......眉間に八の字を作り、頰はすっかりこけ、頭だけがいやに大きく、恰で年寄りの顔だった。赤児は眼を閉じたまま急に顔中を皺にして、口を開く。苦痛を訴えるには違いないが、もう全く声がなく、泣くとも云えない泣き方だった。それを見ると、これが助かるとはとても思えなかった。然し直子が乳首を持って行くと、これは又どうした事か、死んだようになっていた赤ん坊が急に首を動かし、直ぐそれへ吸......
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ぼろぼろ泣いた。
吉川英治 / 銀河まつり
(淋しくて泣く人の)今の涙の美しさはちょっと忘れがたい。人の心には宝石があると思わせる。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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蝶々のように飛びあがり飛びくだるお手玉
中 勘助 / 銀の匙 amazon
短い手足をひろげた身体が断層の突端を離れ、昼でもない夜でもない白々した虚空の 何処 かへ、落ちるというよりは気流にのって滑空するように迷い込んでいく。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
小林多喜二 / 蟹工船
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