波濤の音は《…略…》性急に噛みつくように聞えた。
阿部 知二 / 黒い影 (1950年) 作品を確認(amazon)
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波の音・潮騒
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単語の意味
噛み付く(かみつく)
波濤・波涛(はとう)
噛み付く・・・1.歯を立てて食らいつく。
2.噛みつくように、激しい言葉と態度で相手に向かっていく。
2.噛みつくように、激しい言葉と態度で相手に向かっていく。
波濤・波涛・・・大きな波。高い波。
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波の音・潮騒の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
沖から寄せる海嘯(かいしょう)の叫び声
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
寄せてくる潮のため、砂の小穴が潰される音
その細き道
黒い波が押しよせては引く暗い音が、砂のようにもの憂く響いている。
遠藤 周作 / 海と毒薬 amazon
綿の棒で大地を撲ったような波の音
梶井 基次郎 / 冬の蠅 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
(川べりの恋人の部屋に泊まる)いつも川音を聞いていた。先に先に流れて行くんだよ、と言っているみたいに聞こえた。大きく、揺るぎなく聞こえて、この恋に対していつも不安だった私を安心させる子守歌だった。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
泡の中から彼の姿がのぞくと、揺らめく水面が肩の輪郭をなぞってベールのように盛り上がる。彼はそのベールを被ったまま、プールサイドに向かってゆっくりと泳ぐ。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
風呂の湯加減をみようと半分突っ込んだ片足をあわてて引っこ抜くように、あわてて鷗(かもめ)が舞い上がる
阿部 昭 / 千年 (1977年) amazon
心にかぶさるような波の音
阿川 弘之 / 夜の波音 amazon
家は海岸のすぐ近くにあって、ときどき砂混じりの風が窓ガラスにあたって乾いた音を立てた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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