沖から寄せる海嘯(かいしょう)の叫び声
三島 由紀夫 / 午後の曳航 作品を確認(amazon)
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波の音・潮騒
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単語の意味
海嘯(かいしょう)
沖(おき)
叫ぶ・号ぶ(さけぶ)
海嘯・・・満潮時に起こる特殊な高波。「つなみ」の意味でも使われる場合もある。「嘯」は訓読みで「うそぶ(く)」と読み、「吠える」「うなる」などの意味を持つ。
沖・・・海や湖の岸から離れた所。
叫ぶ・号ぶ・・・1.何かを訴えるために、大きな声を出す。大声を発する。大声で言う。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
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波の音・潮騒の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
暗い太鼓のような夜の海鳴りの音
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
綿の棒で大地を撲ったような波の音
梶井 基次郎 / 冬の蠅 amazon
夜気はこまやかに森 として、遠くごく遠く波の音もする。夜、波の音は何故あのように闇にこもるように響くのだろう。
宮本百合子 / 明るい海浜
波の響き交わしが、潮のように押し寄せる軍勢に囲まれた城の光景を思い起こさせる
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
足音が、びろうどの上でも踏むように、軽くしとしとと地面に落ちる
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
その音に関することは、発生源も音色も響き具合も何もかもがあいまいなので、わたしは言葉を失ってしまう。それでも時々、あまりのあいまいさのために心細くなり、何かにたとえてみようと思うことがある。冬の噴水の底に沈んだコインが一粒の水しぶきとぶつかった時つぶやく音、メリーゴーランドから降りた後耳の奥にあるかたつむり管の中でリンパ液が震える音、恋人からの電話が切れた後受話器を握った掌の中を真夜中が通り過ぎてゆく音……。しかし、こんなたとえで一体何人の人が、その音について理解してくれるというのだろう。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
火は却って雨に逆らって、鞭打つような音を立てて募った
三島由紀夫 / 金閣寺 amazon
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
白い礫 の河原 の間をまっさおに流れる川
有島武郎 / 或る女
芥川龍之介 / 蜘蛛の糸
海は透明で遠浅でどこまでもおだやかで、でもナマコだらけだった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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