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(新幹線が)トンネルに入る。暗いトンネル内は、水中に潜り、息を止めている気分になる。外の景色が出現すると、一瞬の息継ぎが許されたような開放感を得られる。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル ページ位置:64% 作品を確認(amazon)
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洞窟・ほら穴・トンネル
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前後の文章を含んだ引用
......男、つまりは狼が持っていること、それらを必死に話した。 蜜柑が電話を切った。七尾は窓に身体を寄せ、恋人からの連絡を待つかのように携帯電話を握り締め、外を眺めた。トンネルに入る。暗いトンネル内は、水中に潜り、息を止めている気分になる。外の景色が出現すると、一瞬の息継ぎが許されたような開放感を得られる。が、すぐに、潜る。出る、潜る、出る、潜る、暗い、明るい、暗い、明るい、不運、幸運、不運、幸運、と頭の中で連想する。吉凶はあざなえる縄の如し、とは言うものの自分の......
単語の意味
景色(けしき)
息継ぎ(いきつぎ)
景色・・・風景。眺め。とくに、自然の眺め。
息継ぎ・・・1.息を継(つ)ぐ(=絶えないように補給する)こと。
2.歌や演奏、朗読の途中などで息を吸い込むこと。
3.泳いでいる途中、水から顔をあげて息を吸いこむこと。
4.仕事の途中で、ひと息入れる(=すこし休む)こと。息休め。
2.歌や演奏、朗読の途中などで息を吸い込むこと。
3.泳いでいる途中、水から顔をあげて息を吸いこむこと。
4.仕事の途中で、ひと息入れる(=すこし休む)こと。息休め。
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(坑道)地下何百尺という地獄のような竪坑
小林多喜二 / 蟹工船
数本の鍾乳石 の柱は、襞打 つ高い天井の岩壁から下っていた。
横光利一 / 日輪
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乗り込んでみるとマッチ箱のような汽車だ。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
車は舌打ちするように激しくスタートして、走り去った。
河野多恵子 / たたかい
トスカナ丘陵地帯のカーブの多い道をシフトアップとシフトダウンをリズミカルにくり返しながらやすやすと抜けていく
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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ひんやりとした山の静寂が冷え冷えと身肌に迫る
福永 武彦 / 草の花 amazon
海に向かって開いた奥深い谷の真ん中をめがけて、牛がのさばりでたような格好をしている峰
中 勘助 / 銀の匙 amazon
通りの右側には商店や小さなホテルや、歩道にテーブルを並べたレストランが連なっている。《…略…》通りの左手には海が広がり、夜の暗い波が岸壁を穏やかに打っていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
城壁のように蜿蜒(えんえん)と連なっている山々
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
標高が上がって、耳がツンとした。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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