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いつの間にか雲が厚みを増し、中庭は夕闇と西日が入り混じって、薄紫色のセロファンに包まれたようだった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:74% 作品を確認(amazon)
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夕方
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......していた。「果物でもお切りしましょうか」 私が声を掛けると、博士は安楽椅子に横たわったまま振り返った。「すまないね」 日が暮れてしまうには間があるはずだったが、いつの間にか雲が厚みを増し、中庭は夕闇と西日が入り混じって、薄紫色のセロファンに包まれたようだった。少しだけ風も出てきた。私はメロンを切って博士に手渡し、安楽椅子の傍らに腰を下ろした。「君も食べなさい」「ありがとうございます。どうぞお気遣いなく」 博士はフォー......
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夕闇(ゆうやみ)
西日(にしび)
夕闇・・・日が沈んで、月が出るまでの間の薄い暗闇。夕方、月がなくて暗いこと。
西日・・・西に傾いた太陽の光。とくに、真夏の変わらず衰えない夕方の日差しについていう。
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昏(く)れかかった灰色の空が、墨の滲みのような濃淡を去来させている
松本 清張 / 空白の意匠―松本清張短編全集〈10〉 amazon
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西日が私たちの足元に長くのびていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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