草原が砂丘のように、ゆるやかに起伏した
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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草原・芝生
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前後の文章を含んだ引用
......しい。右へ取って少し行くと林が尽き、広い草原が拡がった。そしてそこに私はまた野火を見た。 川の側は林が続き、川と一緒に左へ左へとそれて行っていた。前は一粁ばかり草原が砂丘のように、ゆるやかに起伏した果てに、岩を露出した別の丘が、屏風のように立ちふさがっていた。そして私とその丘との中央に、草が半町ほどの幅で燃えていた。人はいなかった。 私はその煙を眺めて立ち......
単語の意味
起伏(きふく)
草原(そうげん・くさはら)
起伏・・・1.高くなったり低くなったりしていること。高低。
2.栄えたり衰えたり、色々変化すること。
2.栄えたり衰えたり、色々変化すること。
草原・・・一面に草が生えている広い野原。
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(サイパン)飛行機から出ると、空気はねっとりと熱く、なのにどこか何もかもが希薄な感じがした。 青すぎる空のせいか。 緑の甘い空気のせいか。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
雪に被 われ陽に輝いた姿が丹沢山の上に見えていた。
梶井基次郎 / 路上
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