裏山の杉の花粉が霞のように東風に煙って流れ
大原 富枝 / 婉という女 (1963年) 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
花粉
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
煙る・烟る(けむる・けぶる)
霞(かすみ)
煙る・烟る・・・霧やかすみなどで辺りがぼやける。白煙や色のある煙がもくもくと出て、辺り一面に広がる様子。
霞・・・1.遠くにある山などの前に、帯状の煙りのようなものが見える現象。春の朝などによくある、遠くをはっきり見えなくさせる雲のようなもの。
2.目に白いものがかかったようになって、ものがぼんやりと見えること。翳み(かすみ)。
2.目に白いものがかかったようになって、ものがぼんやりと見えること。翳み(かすみ)。
ここに意味を表示
花粉の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
山で仕事をしていると、花粉がもわもわ降ってくる。降り注ぐ花粉で、山の斜面は真っ黄色だ。作業が終わる夕方には、俺たちは衣をまぶして揚げるばかりになったフライみたいなありさまだった。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
軟らかな風が涼しく吹いて松の花粉が埃のように湿った土を掩うて
長塚 節 / 土 amazon
風が吹くたびに枝が揺れて、花粉が黄色い霧みたいにバサーッ、バサーッと
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「植物」カテゴリからランダム5
梶井基次郎 / ある心の風景
長い冬に踏みしだかれた枯れ草が、寝そべったままで風に吹き殴られる
中島 みゆき / 泣かないで・女歌(おんなうた) amazon
同じカテゴリの表現一覧
植物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ