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部屋では、ほとんど文庫本をめくって過ごした。窓の外が夕暮れめいてくると急かされた心地になり、ようやく家を出る。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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夕方
だらだら暮らす
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前後の文章を含んだ引用
......拾って来た木材で作った手製のテレビ台は左右で高さが異なり、常に画面が歪んでいた。室内アンテナは風の強い日や雨の日は映りが悪く、いつの間にかテレビも見なくなった。部屋では、ほとんど文庫本をめくって過ごした。窓の外が夕暮れめいてくると急かされた心地になり、ようやく家を出る。そこから、ウォークマンで音楽を聴きながら一時間ほど歩き、喫茶店で脚本を書く。疲れたら古本屋で小説の背表紙を眼で追い、次の喫茶店を目指す。毎日これを繰り返している......
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夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
池の向こうに大きなマンションが見える。 橙色 の灯りがついている部屋にいつか住みたいと思っていた。いつも夕陽がそのマンションの裏に沈むので、橙色の部屋に夕陽がいくらかこぼれているのではないかと、おとぎ話のようなことを考えた
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
空にはまだ昼の輝きが残っている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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だらだら暮らすの表現・描写・類語(暮らし・生活のカテゴリ)の一覧 ランダム5
見るとはなく就職情報誌をめくっていた。ここ数日間は強い虚脱感の前に何もしない日々が続いていた
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
そこには、ベッドの中で寝そべり、セックスをむさぼるだけで、暖かいスープを煮る根気もなく、部屋の掃除にも興味を抱くことのできぬ巨大な肉塊がころがっているだけ
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
(夕日は、)黒い屋根屋根の上で、それは弾んでいるようにも見え、煮えたぎって音を立てているようにも感じられた。
永井 龍男 / 冬の日「一個・秋・その他 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
まだニワトリすら鳴いていない時間
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「暮らし・生活」カテゴリからランダム5
問題のない家庭なんてない
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
京都という街は、確かに時間がゆっくりとすぎていく。このテンポに合わせて生きていけば、もうあせることはないような気がする。やわらかく年齢を重ねることができるような気がする。
林 真理子 / 最終便に間に合えば amazon
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