フウッとニンニク臭い 溜息 をついた。
浅田次郎 / ろくでなしのサンタ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:25% 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
口臭
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前後の文章を含んだ引用
......えが所帯もったら、とっととおにいちゃんとこへ行くよ」「女にガラウケを押っつけるってか。ふん、そうはうまく行くかい。誰だっていっぺんやれァ逃げ出すぜ」 おふくろはフウッとニンニク臭い溜息をついた。 少し背がちぢんだような気がする。まさか腰の曲がる齢でもあるまいと、三太はおふくろを見おろした。「美容院、行ってこいよ。ババくせえぞ」「あした給料もらったらね」......
単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
軽い、感傷的な歎息
夢野久作 / ドグラ・マグラ
まっすぐ延ばせば月にだって届きそうなくらい長く深い溜め息
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
草のような息をひとつ吐く
中上 健次 / 枯木灘 amazon
句読点を打つように短いため息をついた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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口臭の表現・描写・類語(体臭・体のにおいのカテゴリ)の一覧 ランダム5
課長は胃が悪いのでひどく口が匂う。出入業者に招待された宴会の翌朝など、まるでどぶからあがったばかりのような息をしていることがある。生温かく甘酸っぱい匂いだ。口だけでなく、手や首すじからもその匂いはにじみ出てくるようだ。
開高健 / パニック amazon
人間の肺から出たとは思えない、甘い花のような薫りのする息
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
気に食わないが美人だった。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
重病人のようにベッドでぐったりして
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
「安心する」カテゴリからランダム5
ひどく疲れていたし、ほんとうに夢を見る元気さえなかったのだ。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
目の前に稲妻 に似たものを感じたぎり、いつの間 にか正気 を失っていました。
芥川龍之介 / 河童
絃の体温に触れると心が落ちるところまでちゃんと落ちて窪みにはまって、ぐったりするほど安心する。危険なほどに。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
「感動」カテゴリからランダム5
今にも咳が飛出しそうな長い、太い溜息を吐 いた
夢野久作 / ドグラ・マグラ
湿っぽく熱い彼女の息
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
「体臭・体のにおい」カテゴリからランダム5
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