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(眠りが浅い)ぼくはその脈絡のない眠りの中で──あるいは不確かな覚醒の中で──すみれのことを考えた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:38% 作品を確認(amazon)
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眠れない・眠りが浅い
うつらうつら(半分眠ったぼんやり状態)
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前後の文章を含んだ引用
......はりぼてで、星は銀紙でできていた。接着剤や釘の頭が目についた。しょっちゅうアナウンスが聞こえた。「エールフランス、275便、パリ行きにご搭乗になるお客様……」。ぼくはその脈絡のない眠りの中で──あるいは不確かな覚醒の中で──すみれのことを考えた。ぼくと彼女がともに過ごしたさまざまな時間と空間が、古い時代の記録映画のように断続的に頭に浮かんだ。しかし多くの旅行者が行き交う空港のざわめきの中にいると、ぼくと......
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マンジリとも眠れなかった。
吉川英治 / 醤油仏
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しっとり寝たりほんのり起きたりのくりかえし。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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(目を閉じていると)これまであったものとはべつの種類の暗闇が僕の意識の中にもぐりこもうとしているように感じられた。おそらく僕は眠ろうとしているのだろう、と僕は思った。眠りたくはなかったけれど、もう何をもってしてもそれを押しとどめることは不可能であるように僕には思えた。なだらかなカーブを描くキャンバス地のデッキ・チェアの上で、僕の体は不格好なくらいに重く感じられた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(電車内で)首の骨が折れたようにつんのめって眠っていた。
向田邦子 / 犬小屋「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
(興奮して眠れない)疲労は重く全身に広がっているが、頭の中だけは冴えていた。目をつぶると目の奥でジンジンと神経がうなっているような気がした。
阿刀田 高 / 恋は思案の外「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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