TOP > 風景表現 > 室内のようす > 扉(門・窓)の開閉
(バス)空気が抜けるような音がして、ドアが開く。
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
バス
扉(門・窓)の開閉
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......停留所が近づいて、バスが速度を落とす。完全に停まってから、房枝は手すりに掴まって立ち上がった。運転手に礼を言いたかったが、勇気が出ず、後ろの降り口へ向かった。 空気が抜けるような音がして、ドアが開く。他に降りる者はいない。房枝はちらっと運転席のほうを窺ってから、ステップを一段下りた。そのときだった。「……ばあさんが悪かわけじゃなか、しっかりせんといかんよ」 ......
ここに意味を表示
バスの表現・描写・類語(乗り物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
知らない土地の陽射しに貫かれているバスの中は、自分から半径五メートルの平和がぎゅっと凝縮されているようだった。
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
扉(門・窓)がひらく・閉じるの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
居間と廊下の間のドアは開け放しになっていて
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
鍵のあく音が、氷が寒夜にひび割れたように響きわたる
志茂田 景樹 / 月光の大死角 amazon
このカテゴリを全部見る
「室内のようす」カテゴリからランダム5
(秘密の部屋を去る)彼女が部屋のドアを閉めると、とても大きな音が鳴った。ひと組の夫婦がささやかに抱えつづけた秘密を、封印するぐらいの重い響きがあった。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
「乗り物」カテゴリからランダム5
千年杉は、幹の左半分を乗りあげる形で大岩に激突し、弾かれた。前脚を上げた暴れ馬みたいに、ほぼ垂直に大きく跳ねあがる。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
安治川の一角から扇状の光が進んできた。《…略…》何 隻 かのポンポン船は、河畔のしじまを裂いて川を上っていく。《…略…》ポンポン船の投光器が川面に放つ光線は、舟の家をくっきりと浮きあがらせて、やがて遠ざかっていった。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
室内のようす の表現の一覧
乗り物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ