音のあいまいな霧がひろがるように、遠い汽笛がおぼろげに伝わってくる
三島 由紀夫 / 午後の曳航 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
汽笛
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
朧げ（おぼろげ）
汽笛（きてき）
朧げ・・・ボーっとしてはっきりしない。不確かなさま。
汽笛・・・機関車や蒸気船などの、蒸気を吹き込んで音を出す笛。
ここに意味を表示
汽笛の表現・描写・類語（音の響きのカテゴリ）の一覧 ランダム５
汽笛は、－－－花野のひとひを笛のような音を立てて逃れてゆく秋嵐のように思われた
三島由紀夫 / 花ざかりの森 amazon
雷とも思われる叫喚が船を震わして響き渡っていた。
有島武郎 / 或る女
開けっ放した窓からしばしば汽笛が悪魔のように入ってくる
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム５
「乗り物」カテゴリからランダム５
（ロケットエンジンの燃焼テスト。ロケットエンジンの）銀色のスカートが、轟然と噴き出した白煙と炎にまみれたのはそのときだ。 モニタが映し出しているその光景は、無音だ。その中でエンジンだけが生命を吹き込まれ、猛然と炎を噴出し、巨大なエネルギーを消費している。無声映画を観ているような不思議な光景の中で、燃焼時間の自動カウントだけが続いていた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
そのマストの下の方には、桟橋に流れかかったぼろ布のように帆布が、まといついていた。
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧
乗り物 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ
