汽笛は、---花野のひとひを笛のような音を立てて逃れてゆく秋嵐のように思われた
三島由紀夫 / 花ざかりの森 作品を確認(amazon)
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汽笛
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単語の意味
汽笛(きてき)
一日(ひとひ)
花野(はなの)
秋嵐(しゅうらん)
汽笛・・・機関車や蒸気船などの、蒸気を吹き込んで音を出す笛。
一日・・・1.いちにち。一日じゅう。朝から晩まで。
2.ある日。先日。この間。
2.ある日。先日。この間。
花野・・・花の咲いている野原。とくに、秋の、花が咲き乱れた野原。
秋嵐・・・秋の嵐気(らんき)。秋の山の一面を覆うもや。
「嵐気」は、湿り気を含んだ山の空気のこと。
「嵐気」は、湿り気を含んだ山の空気のこと。
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海底の牛が啼くような鈍い汽笛
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
江戸川の水を往復する通運丸の牛が吼えるような汽笛も身に沁みて
長塚 節 / 土 amazon
開けっ放した窓からしばしば汽笛が悪魔のように入ってくる
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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カンカン、キンキン、カンコンキン。優雅とは言えない金属音が、日暮れの山にこだまする。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
岩に波のぶつかる音がきこえてきます。波の暗い太鼓のような音
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
さらさらと爪先をするような聴きなれた母の跫音
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キイをさしこんでまわしてみると、エンジンはすぐに気持の良い音を立てた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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