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冬は空気が乾いているから、富士山はくっきりと美しい姿を現わしている。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:19% 作品を確認(amazon)
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冬
乾燥した空気・乾いた空間
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前後の文章を含んだ引用
......安いので申しわけない気分になった。 御殿場というところは湿気の多い土地で、霧もかかりやすく雨も多い。春から秋にかけては、富士山にも雲がかかって見えぬ日が多いが、冬は空気が乾いているから、富士山はくっきりと美しい姿を現わしている。 買物をして外に出る。目の前に富士山がせまってくるように大きくそびえている。どの横丁からも、富士山がみえる。「御殿場の人は幸せだな」としみじみおもった。ほんのち......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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冬の表現・描写・類語(冬のカテゴリ)の一覧 ランダム5
十二月に入ると何日か強い風の吹く夜が続いた。ケヤキの落ち葉がベランダの目隠しのプラスチック板に打ちつけられ、辛辣な乾いた音を立てた。冷たい風が警告を発しながら裸の枝のあいだを吹き抜けていった。カラスたちの掛け合う声も、より厳しく研ぎ澄まされたものになっていった。冬が到来したのだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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乾燥した空気・乾いた空間の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
喉が痛むほど空気が乾燥する。
宮本百合子 / 伸子
部屋の空気が乾ききっていて息を吸うたびに身体の中のどこかが痛んだ。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
マッチをすれば燃え出しそうに乾ききった空気
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
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「冬」カテゴリからランダム5
二学期半ば、新しい手袋が欲しいと思う気候になった頃
湊 かなえ / 罪深き女「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
正月と同じくらいの巨大な行事に成長したクリスマスは、その年の通信簿を兼ねている。今年を充実して過ごし、人と良い関係を築けた人間はわいわいと親しい人たちと楽しいクリスマスが送れるし、一人でも充実した日々を送れた人ならクリスマスに一人でもべつに落ち込まずに淡々と過ごせるだろう。でもさびしがりやのくせに人間関係をおろそかにしてきた人や、私のように人間関係のごたごたを解決できないまま十二月を迎えた人間は、最低の通信簿をもらう。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
春もやや準備が出来たといった工合 に、和やかなものが、晴れた空にも、建物を包む丘の茂みにも含みかけていた。
岡本かの子 / 母子叙情
「空・中空」カテゴリからランダム5
空には、月が顔を出していた。 どこかで、よよと、泣いている女の声を、上から傷ましがっているように。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
死人の眼のように濁った灰色の雲
徳永 直 / 太陽のない街 (1968年) amazon
水は月光を映して、 燻銀 に光り、
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
雲は骨のように白く細く、空は突き抜けるように高かった。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
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